【百合漫画】長編おすすめ 7選【6巻以上】

百合漫画

おすすめ百合漫画 長編 7選

尊さに満ちた百合漫画。作品を読んでいると、「この二人の関係をずっと眺めていたい」と思うことが多々ありますよね。そのような時は長編の百合漫画を読みましょう。

同じキャラクター同士がずっと登場するので、短編とはまた違った味わい深さがあります。筆者は「変化」が感じられる点が好きです。

今回は百合漫画の中でも6巻以上と長く続いている作品に焦点を当てて、おすすめの漫画を紹介します。

『あの娘にキスと白百合を』



あの娘にキスと白百合を(1) (MFコミックス アライブシリーズ) [ 缶乃 ]

まずは定番から紹介します。缶乃先生『あの娘にキスと白百合を』は全10巻。中高大一貫の女子校「清蘭高校」が舞台の学生百合です。

本作はオムニバス形式で話が構成されており、大体コミックス一巻分で一つの関係性が描かれます。その巻の表紙を飾る二人(ないし三人)が主軸となってストーリーが展開されていきます。

1巻の表紙になっている白峰あやかと黒沢ゆりねは作品全体を通しての主役で、10巻かけて少しずつ関係が進展していきます。

一つの関係性をずっと追いたいという方でも、様々な関係性を見たいという方でもどちらも楽しめる作品になっています。

 

『姫のためなら死ねる』



姫のためなら死ねる(1) (バンブーコミックス WINセレクション) [ くずしろ ]

お次はこちら。くずしろ先生『姫のためなら死ねる』は既刊11巻。主人公は随筆『枕草子』で有名な27歳の清少納言。13歳の中宮定子に一目ぼれして一途に愛します。14歳差の年の差百合です。時代背景が平安時代なので、「社会人と中学生」という関係ではありません。「家庭教師」という名目で定子に仕えることになります。

二人きりでいちゃいちゃとはすんなりいかず、定子に仕える他の女房たち、作家のライバル・紫式部、定子のいとこ・彰子や定子の両親などと関わり、一波、二波たてながら宮中生活を過ごします。清少納言と紫式部の関係も一つの見どころです。

この作品を読んでから古典が面白くなった方もいらっしゃるようです。高校時代に古典が好きだった人や現役高校生は読んでみてはいかがでしょう。

 

『球詠』



球詠(1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) [ マウンテンプクイチ ]

マウンテンプクイチ先生『球詠』は既刊9巻。表紙の通り女子野球がテーマになっています。主人公は1巻の表紙にもなっているピッチャーの武田詠深。幼なじみでキャッチャーの山崎珠姫と高校で再会し、バッテリーを組みます。野球においてキャッチャーというポジションは「女房役」とも呼ばれます。珠姫が詠深の良さを最大限引き出すためにリードします。他の選手がピッチャーとして投げる場面もありますが、やはりバッテリーといえば詠深と珠姫の二人でしょう。

野球は2人だけで行うスポーツではありません。詠深らがいるチームのメンバーはマネージャーも含めて他に9人います。それぞれ丁寧に個性が描かれていて箱推し不可避です。チーム内である程度カップリングが確立している部分もありますが、想像の余地も残されていて良いバランスだと思います。

『球詠』は主人公チームだけではなく、相手チームの描写も非常に細かく描かれています。野球に全く興味がない人でも心理描写だけで充分楽しめる作品だと思うので、まだ読んでいない方は是非チェックしてみてください。

(『球詠』については語りたいことがあるので、個別に感想記事を書くかもしれません)

 

『紫電改のマキ』



紫電改のマキ(1) (チャンピオンREDコミックス) [ 野上武志 ]

野上武志先生『紫電改のマキ』は全15巻。飛行機通学が当たり前の世界です。飛行機といっても旅客機ではなく戦闘機。死人や大けがをする人は出ませんが、撃ち合って撃墜するシーンもあります。

空には各高校の縄張りが存在し、それを守るために「紫電改のマキ」こと主人公の羽衣マキが日々飛行機に乗ります。

作品としてはスポーツものとアクションものの中間のような印象を受けました。熱いシーンがあって、盛り上がります。

マキには人を惹きつけるカリスマ性があります。巻が進むごとに登場人物も増え、賑わっていきます。登場人物が多い方が好きという人には向いている作品です。

 

『MURCIE’LAGO-ムルシエラゴ-』



MURCIE’LAGO-ムルシエラゴー(01) (ヤングガンガンコミックス) [ よしむらかな ]

よしむらかな先生『MURCIE’LAGO-ムルシエラゴ-』は既刊19巻。エログロありのバイオレンス百合漫画です。凶悪犯罪者に対抗するために元死刑囚の主人公・紅守黒湖が警察庁の下で働きます。普段は何人もの女の子と遊んでいるようですが、仕事上の相棒は屠桜ひな子。命が懸かっている仕事の相棒という関係は、並の信頼関係では成り立たないと思います。黒湖は出会う女性にセクハラをする人物ですが、ひな子だけは特別な関係のようです。

「バディ」や「相棒」という響きが好きな人やアクションが好きな人にはおすすめの作品です。ただ男もそれなりにストーリーに絡んでくるので、苦手な人は注意です。

 

『ちかのこ』



ちかのこ(1) (E☆2コミックス) [ らぐほのえりか ]

らぐほのえりか先生『ちかのこ』は既刊6巻。高校生になって一人暮らしを満喫しようと思っていた主人公の千条ノコ。しかし部屋の地下には地底人の内野チカが住んでいました。

こんな感じで開始早々、念願の一人暮らしが崩れ去ったノコですが、結局は仲良く一緒に暮らし始めます。

後から上の階に天使が、隣の部屋に自称地上人(神)がやってくるなどして、6巻の時点で5人と共同生活を送っています。

さらにはノコの姉・杏音と愉快な仲間たちも登場し、ハーレム感が高まっていきます。

4コマの緩い世界観で、ドタバタギャグを楽しみたい方におすすめの作品です。

『篠崎さん気をオタしかに!』



篠崎さん気をオタしかに!(1)【電子書籍】[ 氷川翔 ]

氷川翔先生『篠崎さん気をオタしかに!』は全9巻。おたふく風邪によって高校生活スタートに出遅れてしまった主人公の篠崎秋菜は隣の席の佐々村楓に声をかけます。

楓は一見地味な眼鏡っ娘ですが、ちょっとしたきっかけで眼鏡を外した彼女を見た秋菜は一目ぼれします。

楓は重度のオタクかつファッションには全く興味を示しません。オタクの兄貴を持つ秋菜はあまりオタクに良いイメージを持っていないので、楓をオタクから脱却させようとします。

楓の脱オタクを目指してはいるものの、楓と共通の話題を作りたい秋菜は苦手なオタク関係の知識も身に着けようとします。そしていつの間にか染まっていき…

一目ぼれした女の子を自分好みの格好にしつつ、自身も相手の趣味に染まっていく。素晴らしいですね。ギャル×オタクが好きな方などは気に入る作品なのではないでしょうか。

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